Saint Pierre　Le Blanc 2021

フランス／ジュラ
品種：サヴァニャン60%、シャルドネ40%

霜の影響で収量が激減したため、全区画のサヴァニャン、シャルドネを使用して醸造。
ダイレクトプレス。500Lの樽と1200Lのフードルで21ヶ月間の発酵と熟成。
中程度の黄色。みかんのコンポートやパイナップル、熟した黄柑橘などの香り豊かで爽やかな果実香に、柑橘ピール、白い花、バニラ、火打石などのニュアンスが加わります。角の取れた柔らかい口あたりで、芳醇な果実味に張りのある酸がメリハリや軽快感、柑橘ピールのほろ苦さが抑揚を与えながら口中へと大きく膨らみます。アフターにかけてシュクレフィレのような芳ばしさ、蒸し栗のホクホクとしたニュアンスが現れ、フルーティーで緻密な果実の風味にコクや深みが感じられ、ほどよくリッチな印象が残ります。

ワイナリーについて(インポーター資料より)
ファブリス・ドダンは、アルボワの美しい小さな町で生まれました。葡萄栽培やワイン醸造に関係する家柄ではありませんでしたが、ドメーヌ・ド・サン・ピエール前当主のフィリップ・モンクと知り合い、醸造所の社員として働き始めました。フィリップの畑は有機栽培ではありませんでしたが、健康的なワインを造るためファブリスが2002年より有機およびバイオダイナミック農法へ切り替え、より一層ナチュラルなワイン造りを目指しておりましたが、フィリップが亡くなった2012年にファブリスがドメーヌを買い取り引き継ぐと事となり、現在に至っております。現在7haを所有。ドメーヌ・サンピエールの畑は95％がアペラシオン・アルボワにあり、非常に風通しが良くミネラル感に富むワインを産み出します。その他にコート・ド・ジュラ、そしてワインに重みを与えてくれる粘土質泥灰岩の土壌が特徴的なPupillonの丘の上にも小さな区画を所有し、ピノ・ノワール、プールサール、シャルドネ、サヴァニャンを栽培しています。