Maison Maurice Cretaz LIE BANQUES Petite Arvine 2017
Maison Maurice Cretaz LIE BANQUES Petite Arvine 2017
イタリア/ヴァッレダオスタ
プティ・アルヴィン100%
リーは、アンドレアの父方の祖父の名前Lie-Elia Maurice(リー エリア モーリス)から名付けられたワイン。きめ細かい酸と爽やかな香りのプティアルヴィンから造られる。5日間のマセレーションとアルコール醗酵、圧搾後ステンレスタンクにて醗酵の続きと熟成を行う。ロゴデザインは、「人」を意味し、パルチザンで職人だった祖父と、ワイン造りのあり方と伝統を守るという事に対するアンドレアの想いや矜持を重ねたもの。
ワイナリーについて(インポーター資料より)
ヴァッレダオスタ州の州都アオスタに隣接したサールで2015年から正式にワイナリーを立ち上げた建築家アンドレアモーリス。祖父から受け継いだケザレ(サールの北)にあるバンクという区画で収穫したブドウを2010年まで協同組合に売却していましたが、この地域の土着品種とブドウ栽培の歴史のスペシャリストでもある友人の農学士からの勧めもあり、販売していたブドウを自ら醸造することを決め、2011年から試験醸造を始めました。周りを山に囲まれ平地が少ないアオスタ渓谷では十分な日照を得るためには傾斜地に畑を作るしかなく、結果的に機械化もできず全てが手作業となってしまうため耕作放棄が後を絶たず、地域の伝統が失われつつあります。この状況に憂いを抱いたアンドレアは、美しいアオスタ渓谷の畑と伝統品種の維持と保護に自らの人生を賭ける決意をしました。畑の生物(微生物、動植物)の多様性を実現するためにビオディナミを実践、ブドウ樹のダメージを最小限に留める剪定方法を採用、醗酵を円滑に進めるために白ブドウ品種にも皮や種ごとの醗酵を行い、醗酵中の温度管理も一切行わず、無濾過無清澄でボトリング。酸化防止剤も、ボトリング時にごく少量を添加。ラベルの中でワイン名の上に記載されているのは区画の名前で、地域や標高に大きく違いがあり、品種もそれぞれの畑に合ったものが植えられています。現在は4つの区画から年間約5000本を生産。