Valter Mlecnik Ana 2018
Valter Mlecnik Ana 2018
スロヴェニア/ヴィパーヴァ渓谷
シャルドネ、フリウラーノ、マルヴァジーア、リボッラジャッラ
温度管理なしで3~4日のマセラシオン、プレス後500~3000Lのオーク樽で発酵・熟成。
ワイナリーについて(インポーター資料より)
フリウリ ヴェネツィア ジューリア州東端の街ゴリツィアから東に10km、第二次世界大戦後に旧イタリア領であったゴリツィアの一部がユーゴスラビアへ割譲されたことから生まれたノヴァ ゴリツィア(新しいゴリツィア)特別市の小さな村ドルンベルクで1820年頃からブドウ栽培とワイン醸造を行っていたムレチニック家。ヴァルテルの祖父アンゲルと祖母アナは古い農場を売却し、1920年、ブコヴィーカに1600年代に建てられた家と畑がついた土地を購入した。1986年にヴァルテルへと代替わりし、1989年に生産量の半分を瓶詰めするところから自家瓶詰めをスタート。1990年には全生産量を自社でボトリングしている。1993年にヨスコ グラヴネルと出会い彼のワイン哲学に刺激を受けると同時に、ラディコンやカステッラーダ、ビアンカーラといった造り手たちと多くの時間を過ごしていく中で自らの目指す道を確かなものにしていった。当初はシャルドネとレブーラ(リボッラ ジャッラ)の2つのワインのみリリースしていたが、新しく取得した畑に植えたメルローから赤ワインをリリース(初ヴィンテージは2004年)。1947年に植えられたトカイ フルランスキ(現在スロヴェニアではソーヴィニオナッセ、イタリアではフリウラーノと呼ばれる)を自分の畑で徐々に増やし、2007年ヴィンテージに、この品種を植えた祖父アンゲルの名前で1999年に続いて2度目のリリース。ヴァルテルが特別素晴らしいヴィンテージだと感じたワインのみアンゲルの名前で、それ以外の年はソーヴィニョンナッセとしてリリースされている。同じく2007年が初ヴィンテージとなるアナは、シャルドネを主体として、それまで自家消費用に使用していたマルヴァジーアとピネーラ(2009年からは混ぜられていない)と、少量のレブーラをブレンドして造られるワイン。ソーヴィニョンナッセ、レブーラ、マルヴァジーアの組み合わせはこの地域の伝統的セパージュであり、自家瓶詰めを始めた頃にワイナリーでも造っていたため、その時代のワイナリーを支えてくれた祖母への敬意を込めてアナと名付けられた。現在息子クレメンと一緒に9ヘクタールのブドウ畑を管理、年間約12000本を生産。